20年の変貌

2012年9月25日

生地 リブニット ニット生地
昨日ついでがあっていつもお世話になっている
仕上げの加工屋さんに寄ってきました。

私たちが作るリブを蒸気で蒸してキレイに整えてくれる
大事な大事な最後の仕上げの行程。

もう80歳近い親父さんの丁寧な仕事に
いつも支えられながら私たちの商いは成り立っています。

「上がって行きなよ」
久しぶりに顔を出した私を仕事場に招き入れてくれ
手伝っている奥さんと昔話。

「20年数年前だったかなぁ
あの頃はまだこういうめりやすに関わる仕事をしている人がたくさんいて
年に何度か春夏とか秋冬の切り替え時期にちょっと時間が空くんで
1週間ぐらいそんな仲間とよく旅行に行ったけな」

「九州、四国、北海道
なかでも北海道の太平洋側を車でずっと回った旅行は面白かったな」

「今度は日本海側を回ろうって言ってたんだけど
そのうちこの業界も段々雲行きが怪しくなってきて・・・」

「結局北海道残り半分の旅は実現しなかったなぁ
その仲間ももう2人亡くなったなぁ・・・」

「でもさあもうあの頃みたいには戻らないよねぇ?」

私はドキッとしました。
確かに作るだけに徹しているだけではあの頃のような時代は来ないでしょう。
でも現実問題私は今そんな業界に生きています。

たしかにこの方も継ぐ方はもちろんいません。
編み立ての協力工場さんのいずれも後継者はいません。
たった20年でこれだけ産業が空洞化しつつあるこの業界。

お宅が止めるまでは何とか続けるから
最後にそんなエールのような言葉をいただきました。

安い労働力を求めて沢山の仕事が海外に行ってしまいました。
ただ、今残っている希少な現場で働いている方々の工賃は
いわゆる世間で言われている最低賃金とは全く違います。

それは1時間いくらではなく1枚いくらの計算だからです。
年金を貰いながら小遣いの足しにと続けている方々もたくさんいます。
そういった言わば低コストに国内生産が支えられている部分は
実は大きいのかも知れません。

やはり自分たちで価格をコントロール出来るものを
売っていかなくてはいけませんね。





2位じゃダメなんですかぁ~(笑)
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