第6話 後継者DNA鑑定

2012年11月9日

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莫大小物語なので私の父方の話しばかりになるのは当然ですが、母方の話しも少し。
父方の祖父は千葉県から出てきてこの墨田区の地に根付いた人間。
母方は戦前からやはりここ墨田区の横網というところで商売を営んでいました。

余談ですがこの横網町、相撲の街両国とあって『よこづな』と読まれる方が
多いのですが実は『よこあみ』と言います。

つまり父方も母方も墨田区ということで物心ついたころから
田舎という存在は一種憧れに近いものでした。
山にカブトムシを捕りに行ったり川で水遊びをしたり。
夏休みが終わり教室での話題が帰省のことになると話に乗れず
つまらない思いをした記憶がよくあります。

さて、この不況下で中小零細企業の最大の問題は後継者問題。つまり事業継承です。
安定した収入、古くからいる社員との人間関係、労働時間、などなど
デメリットがとかくクローズアップされる中小零細企業。
早くから農業も同じような問題を抱えていたと思いますが、
まずは長男が継ぐもの。男がいなければ婿を取って・・・

まあこんな話を聞くと『世襲でいいのか?』『社内の優秀な人材は?』という
ご意見をいただくのは当然だと思います。
でも、現実はそんなに甘くはありません。

私が所属していた区内若手後継者育成塾でもある『フロンティアすみだ塾』でも
長男では無い後継者もかなりいました。
先を見越して『オレは継がない』と早い段階から宣言する長男。
普通に就職、結婚してしまうケースも少なくありません。

『それはそれでその人の人生だ』

おっしゃる通りです。
弟さんや娘さんでやる気のある方がいらっしゃれば、それで話しは好転します。
しかし、長男以外の兄弟たちもそれなりに昔から『親父の後は兄貴が継ぐし』などと
思って育ってきているのも事実です。
私の友人でも『継ぐことになって正直戸惑った』と言う人たちも少なくありません。

『だから世襲じゃなくて社内の方でもいいんじゃない?』

そうです。これが、理想系です。
しかし、これも現実的には難しい問題があります。
日本企業の実に97.7%が中小企業と言われています。(中小企業庁)
http://next30.keikai.topblog.jp/blog/102/10012917.html
同じ中小零細企業でも大きさに差が大夫あります。
従業員さんの人数がかなりいて、そこそこの規模でやっているところ
社長(親父)に数名の職人さんでやっている町工場。

たとえば、その中間の規模だとしても銀行に保証を入れてまで『社長になろう!』と
思う従業員さんがどれくらいいるでしょうか?
たとえ情熱に溢れ、長年世話になった社長に『頼む!』と言われ、『分かりました!』と
その場は志高く意気揚々と帰宅しても奥様が果たして同意するかどうか?

家のローンはあるし、子供にもまだお金がかかる。
保証まで入れて中小企業の社長というポストに着くならば現状維持の方が
良いと考えるのは当然かもしれません。

そんな時流の中で、私のような長男で後継者となった人間でもスンナリという
人は少ないようです。
ただ、遠回りしてでも最後は、後継者として戻ってくることがあるあたり
この性質というか本能というのは、育ってきた環境によるのか?
知らない間に親父から刷り込まれた何かなのか?
はたまた、周りからのプレッシャーなのか?

答えは、もちろん無いと思いますが、私はこの現象には、後継者DNAの
存在があるとにらんでいます。
血が騒ぐ とよく言いますが心の奥底というか体の中からというか
突き動かす何かがあるのです。
これは言葉ではよく説明できないのですがサケが故郷の川を上るように
渡り鳥が同じ場所に帰ってくるように・・・

そんなDNAを持っているのかどうかを鑑定する技を磨くことも
次の後継者を育てるという意味で重要なことかもしれません。

わたしがこの後継者DNAを強く感じたのは、同じような環境
同じような立場の同世代の経営者、後継者と出会うようになった
2007年ごろからです。
この時に出会った方々のお話しは、その場面場面で追々ご紹介します。





2位じゃダメなんですかぁ~(笑)
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